~学年1位からの挑戦状~
末梢からのホルモン刺激により正のフィードバックを受けるのはどれか。
- プロラクチン
- 甲状腺刺激ホルモン
- 黄体形成ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
回答・解説は下にあります♪
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
回答・解説
1.不正解
1番を選んだ方、多いのではないでしょうか?残念不正解です。「え?!」と思った方は是非もう一度上に戻って考えてみてください(笑)。ヒントは「問題文をよく読む」です。それでは解説行きますね。プロラクチンの合成・分泌は乳首の吸引によって促進されます。よって正のフィードバックなんです。しかし、問題文には「末梢ホルモン刺激による正のフィードバック」とあります。このプロラクチンの場合は、末梢ホルモンではなく神経系を介して調節されています。ある意味、ひっかけですよね(笑)。僕も最初引っ掛かりました(笑)。しっかり復習しましょう!
2.不正解
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、下垂体前葉から出るホルモンです。視床下部から分泌される甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TSH放出ホルモン)によって分泌が促進され、下位ホルモンである甲状腺ホルモンの合成・分泌を促進しますね。そして、血中の甲状腺ホルモンの濃度がある一定以上になると、視床下部と下垂体前葉に対して抑制的に働き、TSH放出ホルモンとTSHの分泌を抑制します。つまり負のフィードバックですね。
3.正解
黄体形成ホルモン(LH)は、通常状態では卵巣から分泌されるエストロゲンによる負のフィードバックを受けます。しかし、排卵が近づきエストロゲンが高濃度になると、LHは正のフィードバックを受け、エストロゲンによりLHの分泌が促進され、LHサージと呼ばれる急激な分泌を生じ、その結果、排卵が起こります。ちょっとイレギュラーですが知っているとどこかで役に立つと思います!
4.副腎皮質刺激ホルモンも、2の甲状腺刺激ホルモンと仕組みは同じです。副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は副腎皮質から分泌される標的のコルチゾルなどの糖質コルチコイドにより負のフィードバックを受けます。
_____
キーワード
- 正のフィードバック
- 負のフィードバック
コメント