~学年1位👑からの挑戦状~#11
聴覚について正しいのはどれか。
- 蝸牛は3つのループからなる。
- 半規管は音を受容する。
- 鼓膜はツチ骨と接している。
- ラセン器は重力を受容する。
解答・解説は下にあります♪
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解答・解説
1.不正解
蝸牛というのは、名前からもわかる通りカタツムリ🐌のように渦(らせん状)になっている部分を言います。この部分が担当しているのは聴覚になります。図からもわかるように、3つのループを形成しているのは蝸牛ではなく、半規管です。
2.不正解
1で説明したように、音を受容するのは蝸牛の役割です。半規管が担当するのは聴覚ではなく、頭部の回転の受容です。半規管の膨大部には感覚装置である膨大部稜があります。この膨大部稜には有毛細胞という回転を感知するための細胞があり、その有毛細胞はクプラと呼ばれるゼリー状の小帽で覆われています。頭部が回転し、膜半規管を満たす液体(内リンパ)が動くとクプラも動き、それを有毛細胞が感知するという流れになっています。
3.正解
鼓膜は3つの耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)のうちツチ骨と接しており、音波の振動を伝えています。振動はその後、キヌタ骨、アブミ骨の順に伝わり、前庭窓に伝わります。
4.不正解
ラセン器というのは蝸牛にある感覚器です。蝸牛というのは前庭階、蝸牛管、鼓室階という3部に分かれています。この3つの部屋のうち、蝸牛管内にあるのがラセン器(コルチ器)という音を感知するものです。
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キーワード
- 蝸牛:音を受容
- 半規管:頭部の回転を感知
- 前庭:2方向の直線加速度を感知
- 膨大部稜(半規管の1部)
- ラセン器またはコルチ器(蝸牛管内にある)
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