こんにちは!
今日は看護学生向けの内容です。
実習で「記録物が多くて寝る時間がない!」という看護学生の皆さん!
痛いほど気持ちがわかりますよ、僕もきつかった…泣
記録物多すぎ。。。
しかも、先生や指導者さんに必殺の「根拠は?」を聞かれて答えられない。
あるあるですね。
でも、看護記録の中で1番時間がかかるものってアセスメントだと思うんですよ。
そのアセスメントだけでも楽になったら嬉しくないですか??
というわけで!
今日は、実際に僕が使ったアセスメントを書く上でのコツを2つ紹介します!
2つといっても、特に大事なのは1つ目です。
2つ目は、「書けたらいいよね~」って感じなので、時間がない方は1つ目だけでも構いませんよ!
ちなみに、今回はゴードンの機能的健康パターンでの書き方を紹介します。
ぜひ最後まで見ていってください!!
アセスメントのコツ其の1 ~4段階で書く~
アセスメントのコツ其の1は、「4段階で書く」です!!
アセスメントを書くときに、「何から書けばいいの???」となる人は多いでしょう。
大丈夫、それが普通です。
いきなり書ける人は天才か変態ですよ(笑)
「何から書けばいいかわからない」というのは、情報を整理できてないから起きるのだと思います。
そこで4段階に分けて書いていくんです!
4段階とは何かというと
- その状態をあなたがどう判断したか。
- その状態が起きた原因は何か。
- その状態が続くとどうなるか。
- 改善するために必要な事は何か。
になります!!
これだけだと分かりにくいと思うので、わかりやすい例(看護とは無関係ですが)を挙げます。
・僕とA君は同じテストを受けました。結果は、僕は50点でAくんは20点でした。Aくんは テスト前日の夜も勉強せず、朝までゲームをしていたようだ。Aくんはゲームやインスタ、Tok Tokなどにはまっている。
これについて、4段階でアセスメントすると、
1.Aくんは、僕が50点取れたたテストで20点しか取れていなかったことから、僕より頭が悪いと考えられる。
2.Aくんが20点しか取れなかった原因としては、テスト前日の夜も勉強せずにゲームをしていたことだと考えられる。このことからAくんは普段も勉強しておらず、ゲームばかりをしていると予想される。また、Aくんは勉強習慣がないため、勉強のやり方がわからないと感じている可能性もある。また、インスタやTik Tokなどに没頭してしまうため、勉強に集中できていないということも考えられる。
3.この状況が続くと、Aくんは単位を落とし留年してしまう可能性がある。また、仮に単位は得られたとしても、勉強習慣がないため国家試験には合格できない可能性が高い。
4.よってまずは、Aくんはゲームやインスタ、Tik Tokに費やす時間を制限する必要がある。そして、勉強習慣をつけるために、少ない時間からでもいいので勉強する時間を決めて実践することが必要だ。
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雑なところもありますが、こんな感じですね。
こんなふざけた事例でも、結構文量はいきますね(笑)。
でも、どうでしょう?読んでみると意外と筋の通った文章になっています。
この4段階の書き方のいいところは、
- 何から書けばいいかわかる
- 書きながら頭が混乱しない
- 読む側も読みやすい
まさに、いいこと尽くめですね!
特に、2の原因が書ければ、4の改善策は割とすぐ浮かびますよね!「原因」を取り除くのが「改善」ですからね!
では今度は、看護に関する事例(せん妄)でやってみましょう!
1.Aさん(80歳)は、「時間や場所がわからない」という趣旨の発言があり、せん妄状態の可能性がある。
2.Aさんの発言から見当識障害が疑われる。見当識障害はせん妄の症状の1つである。Aさんは一昨日入院してきたが、入院前はこのような事は見られていなかったため、認知症ではなく一過性のせん妄と考えられる。また、Aさんは入院して間もない時期であるため、環境の変化が原因となっている可能性がある。点滴を使用していることも関係していると考えられる。さらに、高齢であることもせん妄の準備因子になっていると思われる。
3.この状況が継続すると、点滴の自己抜去や転倒・転落、家族関係の悪化など、退院にあたって様々な影響が出る可能性がある。あるいは、せん妄により治療にも影響が出るリスクもある。
4.せん妄を改善する策として、Aさんの見える位置にカレンダーや時計を置くこと、日中はカーテンを開けて日光を浴びられるようにすること、家族にAさんの馴染みの物を持ってきてもらうこと、点滴ラインなどが気にならないように配置する事、日中の覚醒を促し生活リズムを整えることなどを実施していく必要がある。
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こんな感じでしょうか。
ざっくりとしていますが、文章の流れとしてはなかなかいい感じですね。
今回はせん妄を例に書きましたが、
この4段階の書き方は、睡眠でも、食事でも、活動でも、排泄でも、基本的に何でも書けます!!
慣れてきたら自分でアレンジしてもいいと思いますよ!
少しでも「わかりやすい!」って思っていただけたら幸いです。
是非このやり方で、早く終わらせて、1秒でも早く寝ましょう!!
其の2 ~理論を入れる~
その2は「理論を入れる」です。
其の1に比べればおまけみたいなものですが、余裕のある方はやってみてください。
結論から言えば、「~理論」という言葉をアセスメントの中に入れると、先生受けがよくなります
っていう話です(笑)。
さて、「~理論」っていっぱいありますよね?
自己効力理論とか、セルフケア理論とか、マズローの欲求5段階説とか・・・
「いっぱいありすぎてわからん!」って感じですよね(笑)。
でもこれは、看護を考えるうえでは結構大切です。
それに、小児・成人・老年など、領域ごとに色んな理論がありますが、
領域ごとに見れば大事になる理論はそんなに多くはありません。
基礎看護の教科書などを、ざっと目を通してみるとアセスメントにかけそうなことが書いてあるケースもあります。
理論はいっぱいあるので全部は挙げられませんが、
☆僕のおすすめは
- 自己効力理論
- 発達段階(エリクソンやハヴィガースト)
- ステップバイステップ法
- マズローの欲求5段階説
このあたりです。
余裕のある方は是非みてみてください!!
最後に
看護の実習ってホントに大変ですよね。
課題多いし、病棟行ったら緊張するし、怒られるし・・・
でも、臨地で勉強できるっていうのは貴重なので、頑張るしかないですね。
ちなみに僕は、実収は嫌でしたけど、1日の中で1つでも楽しみを見つけて耐えました。
皆さんが、1秒でも早く眠れることを祈っています!
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